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SAKIGAKE HD、から揚げ事業を三昌物産へ3.1億円で譲渡

SAKIGAKE HD、から揚げ事業を三昌物産へ3.1億円で譲渡|M&A Times

株式会社SAKIGAKEホールディングス(5891、東証スタンダード)は2026年9月29日、連結子会社の株式会社魁力屋の中食事業を新設分割で「からたまや株式会社(予定)」に承継させたうえで、その全株式を三昌物産株式会社へ譲渡する株式譲渡契約を締結したと発表しました。株式の譲渡は2026年12月1日付で実施する予定です。

発表の概要

魁力屋は2026年7月の持株会社体制移行で飲食事業を承継したSAKIGAKE HDの完全子会社で、「京都北白川ラーメン魁力屋」を中心に店舗を運営しています。切り出す中食事業は「からたま屋」「とりサブロー」の2ブランドでから揚げとだし巻きを主力とする9店舗です。

2025年12月期の売上高は715百万円で、開示によると全事業計14,721百万円に対する比率の4.8%とのことです。

案件の条件一覧を見る分割会社(新設会社株式の割当先)・新設会社・事業内容・スキーム ほか(10項目)
項目内容
分割会社(新設会社株式の割当先)株式会社魁力屋(SAKIGAKE HDの完全子会社)
新設会社からたまや株式会社(予定)
事業内容「からたま屋」「とりサブロー」ブランドのから揚げ・だし巻き中食事業(9店舗)
スキーム新設分割(簡易新設分割)による切り出し後の株式譲渡
譲渡先(買い手)三昌物産株式会社(三重県四日市市、鶏肉加工・養鶏事業)
株式譲渡契約締結日2026年9月29日
譲渡価額310百万円
新設分割の効力発生日2026年11月(予定)
株式譲渡の実行予定日2026年12月1日
特別利益(子会社株式売却益)約250百万円(2026年12月期第4四半期に計上予定)

背景

持株会社であるSAKIGAKE HDは「食の総合企業」への飛躍を中長期的な経営戦略に掲げ、「マルチブランドによる持続的成長モデルの構築」を柱の一つとしています。2025年7月のグランキュイジーヌ、2026年1月のエムピーキッチンホールディングス(「三田製麺所」などを展開)の子会社化もM&Aによる事業拡大です。

一方で本件の目的についてSAKIGAKE HDは、グループの成長・収益をけん引してきたラーメン事業へ経営資源を集中するためと説明しています。

譲渡先の三昌物産は1950年設立で三重県四日市市に本社を置く資本金8,000万円の会社で、養鶏・鶏卵農場の経営に加え生鮮チキンや冷凍食品・チキン惣菜の製造販売を手掛けています。SAKIGAKE HDとの間に資本・人的・取引関係はありません。

今後の予定

新設分割は2026年11月、株式譲渡は同年12月1日の予定です。本件に伴う2026年12月期の業績への影響は精査中で、SAKIGAKE HDは適時開示が必要になり次第知らせるとしています。

解説

SAKIGAKE HDは中食事業への大きな経営資源投下が困難な中で、から揚げ用を含む鶏肉加工事業や養鶏・鶏卵農場を営む三昌物産に譲ることで「対象事業の更なる発展が目指せる」と判断したと説明しています。

本業に資源を集中したい企業は、経営資源を振り向けにくい事業のみを切り出して、その事業と重なる事業を経営する相手に承継する手法が有効であることがわかります。

会社全体は売らないからとM&Aを選択肢から外す前に、その事業だけを切り出して譲れるかを専門家に相談してみるのも一手です。M&A Timesの無料相談では状況に応じて仲介会社や専門家をご紹介しています。

※本記事は2026年9月29日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

出典

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