メドレー(東証プライム4480)は2026年9月17日開催の取締役会で、株式会社USEN WORKING(株式会社U-NEXT HOLDINGS100%子会社)が運営する介護職・看護師向けスポットワーク「Ucare」事業を会社分割(簡易吸収分割)により承継することを決議しました。分割対価は330百万円で、効力発生日は2026年12月1日を予定しています。
発表の概要
対象事業のUcareは人手不足の事業所と介護・看護ワーカーをマッチングするサービスです。メドレーは開示で「介護領域における業界有数のスポットワーク事業者」としており、顧客事業所・ワーカー基盤とそれを支える運営体制を評価しています。分割会社のUSEN WORKINGは2025年8月期に売上高872百万円・営業損失65百万円を計上し、このうちUcare事業単体の売上高は584百万円でした。
案件の条件一覧を見る分割会社(譲渡元)・承継会社・対象事業・スキーム ほか(8項目)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分割会社(譲渡元) | 株式会社USEN WORKING(東京都品川区、代表取締役社長 金 成植、株式会社U-NEXT HOLDINGS100%子会社) |
| 承継会社 | 株式会社メドレー(東証プライム4480、東京都港区、代表取締役社長 瀧口浩平) |
| 対象事業 | 介護職・看護師向けスポットワーク「Ucare」事業 |
| スキーム | 会社分割(簡易吸収分割) |
| 分割対価 | 金銭330百万円(吸収分割契約に定める価格調整により最終的な対価は変動する可能性あり) |
| 承継する資産・負債 | 流動資産295百万円・固定資産70百万円/流動負債72百万円(2026年6月30日時点の貸借対照表基準) |
| 吸収分割契約締結日 | 2026年9月18日(予定) |
| 効力発生日 | 2026年12月1日(予定) |
背景
メドレーは「医療ヘルスケアの未来をつくる」をミッションに掲げ、人材プラットフォーム事業と医療プラットフォーム事業を展開する医療ヘルスケア領域のインターネットサービス企業です。人材プラットフォーム事業では求人サイト「ジョブメドレー」やオンライン動画研修「ジョブメドレーアカデミー」を運営し、顧客事業所数は約46.6万件、従事者会員数は333万人(いずれも2026年6月末時点)まで拡大してきました。
本吸収分割の目的についてメドレーは、自社の顧客事業所と従事者会員にもスポットワーク活用のニーズは強いと想定されるため、対象事業のサービスを案内することでマッチング機会の大幅な増加が見込めると説明しています。将来的にはスポットワークから長期雇用まで多様な就業ニーズに対応するサービスの提供を目指すとしています。なおメドレー自身も報酬付きの体験勤務アプリ「ジョブメドレースポット」を運営しており、募集施設は現在一都三県が対象となっております。
今後の予定
吸収分割契約の締結は2026年9月18日、効力発生は同年12月1日がいずれも予定として示されています。メドレーは本吸収分割による2026年12月期の連結業績への影響を軽微と見込んでいます。
解説
対価330百万円の根拠についてメドレーは、対象事業の主たるアセットである「顧客事業所及びワーカー基盤と、それを支える運営体制」の価値そのものを測るコストアプローチ等を採用したと説明しています。
分割会社のUSEN WORKINGは2025年8月期に営業損失を計上していましたが、値が付いたのは足元の損益ではなく積み上げてきた顧客とワーカーの基盤でした。足元の利益が細っていても顧客基盤や現場を回す体制があれば買い手の評価対象になり得ます。
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※本記事は2026年9月23日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

