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KOMPEITO、牛乳宅配3社7店舗の承継完了 配達1万軒規模に

KOMPEITO、牛乳宅配3社7店舗の承継完了 配達1万軒規模に|M&A Times

設置型健康社食「オフィスでやさい」を運営するKOMPEITO(618A・東証グロース、2026年9月11日上場)は2026年10月15日、子会社を通じて首都圏の牛乳宅配事業者3社から計7店舗の事業を承継し、その手続きがすべて完了したと発表しました。承継は上場前の2024年11月から2025年11月に実施しています。

発表の概要

KOMPEITOの2026年8月期通期決算説明資料によると、事業の取得先は有限会社山﨑、明治乳製品株式会社、バリュークエスト株式会社の3社です。いずれも乳製品等の販売・宅配を手がけ、承継した7店舗は現在すべて都内にあります(埼玉県の店舗は東京都に移転)。

案件の条件一覧を見る譲渡元・譲受側・対象事業・スキーム ほか(8項目)
項目内容
譲渡元有限会社山﨑(乳製品等の販売・宅配、東京都)/明治乳製品株式会社(乳製品等の販売・宅配、東京都)/バリュークエスト株式会社(乳製品等の販売・宅配、東京都・埼玉県)
譲受側株式会社ODYデリバリーズ(KOMPEITOの100%子会社、東京都品川区、代表取締役 相津明幸)
対象事業3社の牛乳宅配事業(計7店舗。乳製品等の販売・宅配)
スキーム事業譲受(事業譲渡)
譲受価格公表資料に記載なし
取得時期2024年11月(山﨑)/2025年9月(明治乳製品)/2025年11月(バリュークエスト)。いずれも上場前に実施
公表日2026年10月15日(事業承継手続等が全て完了したことを踏まえて開示)
承継後の規模ODYデリバリーズの配送ネットワークが首都圏で約10,000軒規模に(2026年8月末時点・当社実績)。株式会社明治の特約店として東京都におけるお客様軒数1位に(株式会社明治調べ・2026年4月時点)

背景

KOMPEITOはリリースで、全国7,056社(2026年8月末時点)のオフィスに生鮮・冷凍食品を届ける「オフィスでやさい」事業では配送品質と配送コストのコントロールがサービス品質と収益性の双方に直結するとし、配送機能を重要な経営基盤に位置づけてきたと説明しています。

こうした背景により牛乳宅配店とは従前から配送委託を通じて連携しており、その地域に密着した配送網と顧客接点は「オフィスでやさい」との親和性が高い事業領域だとしています。

KOMPEITOは今回の取り組みを、複数の配送事業を統合しながら自社配送網を拡大する「ロールアップ型物流内製化戦略」として推進するとしています。配送品質・効率の改善に加え、乳製品や他の商材を同じ配送網に乗せるクロスセルで1配送あたりの物流生産性を引き上げる考えです。

KOMPEITOは2026年9月11日公表の事業計画及び成長可能性に関する事項で、ドライバーの人材難で配送網の維持が難しくなるリスクに対し配送関連業者のM&Aによる一部内製化で備えるとし、「自社配送網強化のためのM&A」を今後の強化施策に掲げています。同資料はODYデリバリーズについて「牛乳販売店のM&Aにより強化」と記しています。

今後の予定

KOMPEITOは承継後もサービス・配達を従来通り継続しているとしています。今後も事業譲受を積極的に検討する方針で、本公表にあわせて、経営者・オーナーや仲介機関・金融機関を対象とする事業承継・M&Aの相談窓口を新設しました。

解説

KOMPEITOは2024年11月の1件目で「堅調なシナジー創出」を確認したうえで2件を追加し(決算説明資料)、計7店舗の承継で約1万軒の配達網を得て明治特約店として都内のお客様軒数1位となりました。

KOMPEITOが親和性の根拠に挙げたのは牛乳宅配店の「地域に密着した配送網と顧客接点」でした。店舗単位の小さな事業でも地域の配送網と定期顧客を持っていれば、同業者に限らず配送網を必要とする買い手の戦略を補う資産として評価され得るとわかります。

店舗の規模や後継者の不在を理由に廃業を考える前に、自社の配送網や顧客基盤を評価し得る買い手がいるかをまず専門家に相談してみるのも一手です。M&A Timesの無料相談では状況に応じて仲介会社や専門家をご紹介しています。

※本記事は2026年10月17日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の公表資料をご確認ください。

出典

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