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ODK、大阪のIBMi専門ミガロを孫会社化 個人株主2名から全株

ODK、大阪のIBMi専門ミガロを孫会社化 個人株主2名から全株|M&A Times

教育・金融関連サービスなどを手掛ける東証スタンダード上場企業のODKソリューションズ(大阪市中央区、証券コード3839)は2026年10月19日、連結子会社のエフプラスがIT企業ミガロの全株式を取得し完全子会社(孫会社)にしたと発表しました。

発表の概要

ミガロ(大阪市浪速区、1991年11月設立)はIBMi向け開発ツールの販売と業務アプリケーションの受託開発を手掛ける独立系ITソリューション企業で、基幹システムのモダナイゼーションに特化しています。

フランスのMetrixware社や米国のCNX社とパートナーシップを結び、製品のローカライズから技術コンサルティングまでを提供しています。

2025年12月期の売上高は3億400万円、当期純利益は1,200万円、株式取得前は上甲將隆氏が代表取締役社長を務め、同氏(60.0%)と上甲ハツ子氏(40.0%)の2人が株式を保有していました。

案件の条件一覧を見る取得主体・売り手・対象会社・事業内容 ほか(11項目)
項目内容
取得主体株式会社エフプラス(東京都品川区、代表取締役CEO 多田真人・代表取締役社長 民野昌幸、金融機関・総合教育関連企業向けシステムの開発・保守・運用やSalesforceの販売・開発等を手掛ける、資本金5,000万円、2008年4月23日設立、ODKソリューションズの完全子会社)
売り手上甲將隆氏・上甲ハツ子氏(個人2名、住所は株主の意向により非開示)
対象会社株式会社ミガロ(大阪市浪速区、資本金2,000万円、1991年11月設立。取得前の代表者は代表取締役社長 上甲將隆)
事業内容IBMi向け開発ツールの販売、業務アプリケーションの受託開発
スキーム株式取得(ミガロ株式400株・議決権所有割合100.0%を取得。エフプラスの完全子会社=ODKの孫会社に)
取得価額相手先の意向及び当事者間の守秘義務契約により非公開。第三者算定機関による株式価値の算定結果を勘案し決定したと開示
取締役会決議日2026年9月29日
契約締結日2026年9月30日
株式譲渡実行日(孫会社化)2026年10月19日
取得後の経営体制ODKの同日開示によると、エフプラス代表取締役CEOの多田真人氏がミガロ代表取締役CEOを、エフプラス代表取締役社長の民野昌幸氏がミガロ代表取締役を兼務。ミガロのシステム事業部課長だった田村洋一郎氏は執行役員社長に就き、ODK取締役(監査等委員)の𠮷村美樹雄氏がミガロ監査役を兼務
ミガロの業績(原文は百万円単位)2023年12月期 売上高3億円・営業利益1,300万円・経常利益1,300万円・当期純利益1,000万円・純資産1億2,000万円/2024年12月期 売上高3億1,400万円・営業利益1,300万円・経常利益1,300万円・当期純利益900万円・純資産1億3,000万円/2025年12月期 売上高3億400万円・営業利益1,500万円・経常利益1,500万円・当期純利益1,200万円・純資産1億4,200万円

背景

ODKグループは株式取得の理由として、自社の中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)で掲げる非連続的な成長に向けM&Aや新規サービス創出による成長戦略を進めていることを挙げています。

同計画では3年間で50億円の投資枠を設け、うち30億円をM&A投資に充てる方針を示し「子会社においても、人材獲得・販路拡大を主目的としてM&Aを実施する」とのことです。エフプラスについても子会社でのM&A推進が同計画に明記されており、本件はこのM&A方針の一環と言えるでしょう。

ODKは今回の株式取得により、エフプラスの技術力・業務ノウハウとミガロのIBMi領域の専門性・顧客基盤を掛け合わせる狙いです。業界特化型のIBMiソリューションを展開し、市場での競争優位性を確立するとのことです。ODKは同中期経営計画で専門特化型SIerへの進化も重点課題に掲げており、IBMiという特定技術に特化したミガロの取得はこの方針とも重なります。

今後の予定

株式取得は2026年10月19日付で実行済みです。ODKグループは本年度業績への影響額を現在精査中としており、今後開示すべき事項が生じた場合は速やかに開示するとしています。

またエフプラスでは2026年10月28日開催予定のODK取締役会の決議を経て、取締役・システム開発部長の高木陽子氏が同日付で取締役社長に就く予定です(民野昌幸氏は代表取締役に変更予定)。

解説

ODKとの間に資本・人的・取引のいずれの関係もなかった売上高3億400万円(2025年12月期)のミガロを、上場会社のODK本体ではなく子会社のエフプラスが全株取得しました。

ODKが狙いに挙げたのは、ミガロがIBMiという一領域で積み上げた専門性と顧客基盤でした。規模が大きくなくても特定領域に絞った専門性と顧客があればそこが評価され、取引のない上場会社グループの子会社が買い手になることがあるとわかります。

会社の規模が小さいことを理由に売却を諦める前に、自社の専門領域を必要とする買い手がいるかをまず専門家に相談してみるのも一手です。M&A Timesの無料相談では状況に応じて仲介会社や専門家をご紹介しています。

※本記事は2026年10月20日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の開示をご確認ください。

出典

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