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FJネクスト、廃業した伊東のいなり寿し「祇園」を承継 29日再開

FJネクスト、廃業した伊東のいなり寿し「祇園」を承継 29日再開|M&A Times

東証プライム上場のFJネクストホールディングス(8935、不動産の売買・賃貸やグループ会社の経営管理を手掛ける)と伊東市に本社を置き旅館業・飲食店業を手掛けるグループ会社のFJリゾートマネジメント株式会社は2026年10月20日、FJリゾートマネジメントが事業を承継した伊東の老舗いなり寿し「祇園」の営業を10月29日に本店で、11月1日にJR伊東駅構内の催事店舗で始めると発表しました。

発表の概要

祇園は1946年に伊東で創業した仕出し・弁当店で、1959年に国鉄(現JR東日本)伊東駅での構内営業を始め伊東で初めての駅弁として親しまれてきました。看板商品は白米の寿し飯を甘く味付けした油揚げで包む「祇園のいなり寿し」です。

祇園公式サイトの沿革では、旅館「伊東遊季亭」を経営するFJネクストグループが祇園創業家から「祇園のいなり寿し」ブランドを引き継いだと記しています。

案件の条件一覧を見る承継主体・対象・対象の概要・承継元 ほか(7項目)
項目内容
承継主体FJリゾートマネジメント株式会社(FJネクストホールディングスのグループ会社、静岡県伊東市)
対象老舗いなり寿し「祇園」(静岡県伊東市)
対象の概要1946年創業、1959年に国鉄伊東駅で構内営業を始め伊東初の駅弁として展開。名物は「祇園のいなり寿し」
承継元祇園公式サイトの沿革は「祇園創業家から」ブランドを引き継いだと記載(リリースに相手方の記載なし)
承継の内容「事業を承継」(リリースの表現。スキーム・金額の記載なし)
営業再開日祇園本店 2026年10月29日(木)午前9時(予定)/JR伊東駅店(催事)2026年11月1日(日)午前9時〜12月31日(木)(予定)
店舗祇園本店(静岡県伊東市広野1-2-15)/JR伊東駅店(伊東駅構内、催事)

背景

FJネクストホールディングスとFJリゾートマネジメントは2026年8月31日に祇園の事業を継承し再始動すると発表していました。祇園のブランド価値を受け継ぎ、伝統の味や製法と地域とのつながりを守りつつ多くの客に祇園の魅力を届けていくとのことです。

一方の旧祇園について静岡新聞DIGITALは2025年10月2日、原材料やエネルギー価格の高騰を主な要因に同月1日に破産手続きに入り廃業したと報じ、続いて伊東経済新聞は2026年6月に正式な手続きを経て事業継承が実現したと報じています。

伊東経済新聞によると、伊東市出身のFJネクストグループ創業者が祇園の事業停止を伝える記事を見て「何とか『祇園』の味を後世に残せないか」と考え継承に至ったとのことです。

今後の予定

祇園本店は2026年10月29日午前9時に営業を始める予定で、販売商品は当初いなり寿し(税込950円)といなりのり巻詰合せ(同990円)の2種を予定しています。

JR伊東駅構内の催事店舗は11月1日午前9時から12月31日まで出店する予定です。2027年以降のスケジュールは決まり次第公式サイトで告知するとのことです。10月26日にはメディア向けの取材日も設けられる予定です。

解説

静岡新聞DIGITALによると、祇園は破産手続きに入った時点では伊東市内で4店舗を営んでいましたが、今回の承継で味とブランドは引き継がれた一方で再開する常設店は本店1店で商品も2品からの予定です。

本件のように廃業後でも看板商品のブランドに引き受け手が現れることはありますが、店舗網や品ぞろえ、従業員ごと引き継いでもらえる余地が大きいのは一般に営業を続けているうちです。

コスト高で採算が厳しいことを理由に店を畳む前に、店舗や従業員ごと引き継いでもらえる相手がいないかをまず専門家に相談してみるのも一手です。M&A Timesの無料相談では状況に応じて仲介会社や専門家をご紹介しています。

※本記事は2026年10月20日時点の公表資料に基づいています。最新の状況は当事会社の公表資料をご確認ください。

出典

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