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JK HD、静岡の足場レンタル旭機材を完全子会社化へ 売上7億円

JK HD、静岡の足場レンタル旭機材を完全子会社化へ 売上7億円|M&A Times

JKホールディングス(東証スタンダード9896)は2026年9月28日、静岡市の足場会社旭機材株式会社の全株式を取得し子会社化する契約を締結したと発表しました。JKホールディングスは合板の製造販売や建材・住宅機器の卸売などを展開するグループ62社・全国約300拠点の持株会社です。

発表の概要

旭機材は静岡県静岡市清水区に本社を置き、1977年設立のくさび式足場機材の施工および仮設足場機材・環境部材のレンタル・販売を手がける企業です。自己株式を除く発行済株式は代表取締役の炭田秀人氏ら個人3名が保有しており、本件は個人オーナー企業からの株式譲渡による会社売却です。2024年5月期から2026年5月期までの3期は売上高・各利益とも毎期減少しています。

案件の条件一覧を見る譲渡元(売り手)・取得対象・事業内容・スキーム ほか(8項目)
項目内容
譲渡元(売り手)炭田秀人氏他2名(個人)。炭田氏の持株比率43.4%
取得対象旭機材株式会社(静岡県静岡市清水区八坂北二丁目9番11号、代表取締役 炭田秀人氏、設立1977年6月10日、資本金1,000万円、従業員36名)
事業内容くさび式足場機材の施工、仮設足場機材および環境部材のレンタル・販売
スキーム株式譲渡。自己株式を除く発行済株式の全て(7,600株)を取得し、議決権所有割合は0%から100%に
取得価額非公表
契約締結日2026年9月11日
株式譲渡実行日2026年11月1日(予定)
旭機材の経営成績売上高:2024年5月期7億7,860万4,000円→2025年5月期7億4,166万4,000円→2026年5月期7億171万8,000円
営業利益:6,716万8,000円→4,591万3,000円→3,513万円
経常利益:7,285万5,000円→5,349万8,000円→4,020万8,000円
当期純利益:5,043万6,000円→4,002万9,000円→2,788万円

背景

株式取得の目的についてJKホールディングスは、旭機材を子会社化することで自社グループの静岡エリアにおける基盤が拡充され、グループ全体でのサービス提供につながると説明しています。

JKホールディングスは中期経営計画『Value Proposition 27』(2025〜2027年度)にて重点施策として「M&Aを通じた拠点整備による基盤事業の強化」を挙げています。ここでいう基盤事業とは、JKホールディングスが有価証券報告書で中核事業と位置づける木質建材流通事業(合板・建材の卸売と小売)のことです。同計画は足場工事業を木質建材流通の隣接事業に位置づけており、本件は隣接事業の拡大にも当たります。

2027年3月期第1四半期の決算説明資料はこの施策の実績として、山形県で木材・建築資材を販売する荒木建材店(2026年4月)と東京都調布市でサッシ・ガラスを加工販売する調布ハウジング(2026年5月)の株式取得を挙げています。

その後もJKホールディングスは東京都清瀬市で木材・建材を加工販売する本橋木材(2026年8月発表)と三鷹市で木材を販売する高山木材(2026年10月発表)の子会社化を発表しており、建材・建設関連での買収が続いている中での本件の買収となります。

今後の予定

株式譲渡実行日は2026年11月1日(予定)で、旭機材は同日付でJKホールディングスの連結子会社となる予定です。JKホールディングスは今後の連結業績に与える影響を軽微と見込んでいます。

解説

旭機材は開示された3期で売上高が約7億7,860万円から約7億171万円へ、当期純利益が約5,043万円から約2,788万円へと毎期減っていましたが、JKホールディングスは「静岡エリアにおける基盤」の拡充を理由に全株式を取得する契約を結びました。

減収減益は買い手の評価で不利に働きうる材料ではあるものの、地域の拠点そのものを求める買い手にとっては、足元の利益が細っていても取得の対象になり得ます。

減収減益を理由に売却を諦める前に、自社の拠点や地域での事業が買い手からどう見えるかをまず専門家に相談してみるのも一手です。M&A Timesの無料相談では状況に応じて仲介会社や専門家をご紹介しています。

※本記事は2026年10月12日時点の公表資料に基づいています。最新の状況は当事会社の公表資料をご確認ください。

出典

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