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リビングプラットフォーム、障がい者支援事業を承継 30.87億円

リビングプラットフォーム、障がい者支援事業を承継 30.87億円|M&A Times

リビングプラットフォーム(東証グロース7091、介護・障がい者支援事業を展開するグループ)は2026年10月8日、連結子会社チャレンジプラットフォーム(CPF社)が国土信和(ニチビルコミュニティー含む)と日本クリードの障がい者支援事業等を吸収分割で承継すると発表しました。リビングプラットフォームは入札を経て選定されました。対価は合計30億8,700万円です。

発表の概要

国土信和(東京都中央区、代表取締役・宇田真澄。100%子会社のニチビルコミュニティーを含む)と日本クリード(同住所)は埼玉県・千葉県・東京都で障がい者グループホームや生活介護事業所などを運営する事業法人です。

案件の条件一覧を見る分割会社(譲渡元)・承継会社・対象事業・スキーム ほか(9項目)
項目内容
分割会社(譲渡元)株式会社国土信和(信和ホールディングスの100%子会社、100%子会社の株式会社ニチビルコミュニティーを含む)・株式会社日本クリード(大株主は浅岡和也90%・浅葉秀実代表取締役10%の個人2名)
承継会社株式会社チャレンジプラットフォーム(リビングプラットフォームの連結子会社)
対象事業介護・障がい者支援事業(グループホーム14施設・定員430名、生活介護15施設・定員361名、就労継続支援B型4施設・定員73名、住宅型有料老人ホーム1施設・定員38名)、不動産管理事業(賃貸住宅管理45物件、建物管理199物件)、公共施設事業5施設
スキーム吸収分割
分割対価国土信和に23億700万円、日本クリードに7億8,000万円(合計30億8,700万円)。借入金で充当予定
算定機関・手法株式会社赤坂国際会計によるDCF法。承継する事業部門の事業価値は国土信和分が21億8,900万円〜24億1,500万円、日本クリード分が6億7,200万円〜7億8,400万円のレンジと算定され、分割対価はこの範囲内
承継事業部門の経営成績国土信和 売上高16億9,900万円・営業利益3億2,400万円・経常利益3億2,300万円/日本クリード 売上高25億3,800万円・営業利益2億円・経常利益2億500万円
契約締結日2026年10月8日
効力発生予定日2026年12月1日(予定)

背景

リビングプラットフォームは2026年9月15日に入札への参加承認を役員会で決議して意向表明を提出し、同年10月8日に選定結果の通知を受けて吸収分割契約を締結しました。国土信和と日本クリードから障がい者支援事業等を切り出すカーブアウト型の取引です。

承継会社のCPF社は北海道と宮城・埼玉・千葉・神奈川・愛知の各県で障がい者支援事業を39施設展開しており、リビングプラットフォームは本件事業の承継を首都圏下におけるグループの障がい者支援事業のドミナント戦略の強化とシェア拡大を図る基盤にするとのことです。

リビングプラットフォームは2027年3月期第1四半期決算説明資料にて、2021年来行ってこなかった中規模以上のM&Aを財務・運営基盤の改善により再度視野に入れていると説明しています。対価30億8,700万円は借入金で充当する予定で、本件はその中規模以上のM&Aにあたります。

今後の予定

CPF社の株主総会決議は2026年11月25日、効力発生日は同年12月1日といずれも予定です。リビングプラットフォームは承継対象事業の一部について許認可・指定等の手続きの完了時期によっては効力発生日までに承継できない可能性があるとし、その場合は別途吸収分割契約を締結するなどして一部事業所の承継時期を変更するとしています。2027年3月期の業績への影響は精査中で未定としています。

解説

承継の対象は会社そのものではなく事業部門で、営業利益3億2,400万円の国土信和の部門に23億700万円、営業利益2億円の日本クリードの部門に7億8,000万円の対価が予定されています(営業利益の約7.1倍と約3.9倍・編集部試算)。

福祉事業の指定や許認可は事業のみを切り出す際の実務上の壁で、本件でも一部事業所の承継時期がずれる可能性が示唆されています。それでも吸収分割で移るのは事業部門のみであり、国土信和と日本クリードは会社として残るため、会社全体ではなく特定の事業だけを求める買い手が相手でも譲渡の形は作れることがわかります。

会社の承継相手がいないことや赤字などを理由に売却を諦める前に、どの事業なら切り出せるかをまず専門家に相談してみるのも一手です。M&A Timesの無料相談では状況に応じて仲介会社や専門家をご紹介しています。

※本記事は2026年10月9日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

出典

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