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大阪ガス、オートリース子会社の全株式を三菱オートリースに段階譲渡

大阪ガス、オートリース子会社の全株式を三菱オートリースに段階譲渡|M&A Times

大阪ガスと三菱オートリースは2026年9月18日、大阪ガスの連結子会社である大阪ガスオートサービス(OGオート)の全株式を段階的に三菱オートリースへ譲渡する契約を締結したと発表しました。

発表の概要

OGオート(大阪ガスオートサービス株式会社、大阪市淀川区)は1984年設立の大阪ガス100%子会社で、代表取締役社長は松本将英氏です。法人・個人向けの自動車リースやトラック・バス・福祉車両・EVの取り扱い、安心運転教育、車検・整備、自動車保険まで、Daigasグループの内外に自動車関連サービスを提供してきました。今回の契約は、このOGオートの全株式を株式譲渡により段階的に三菱オートリースへ移すものです。

案件の条件一覧を見る譲渡元(売り手)・取得対象・事業内容・スキーム ほか(7項目)
項目内容
譲渡元(売り手)大阪ガス株式会社(代表取締役社長CEO 藤原正隆)
取得対象大阪ガスオートサービス株式会社(OGオート、代表取締役社長 松本将英)の全株式
事業内容自動車リース、安心運転教育、自動車メンテナンス・保険等の自動車関連サービス
スキーム株式譲渡(全株式を段階的に譲渡)
取得価額公表されていません
契約締結日2026年9月18日
株式譲渡実行日公表されていません(段階的な譲渡のため)

譲受側の三菱オートリース株式会社(代表取締役社長 髙井直哉)は1972年創業の三菱グループのオートリース会社で、オートリースやメンテナンス、安全対策強化等のサービスに加え、近年はEVなど電動車の脱炭素対応を支えるEVソリューションやデジタルの車両管理ツールの展開に力を入れています。両社は、OGオートがこれまで提供してきたサービスは今後も継続すると説明しています。

背景

大阪ガスは、今後予想されるオートリース業界の事業環境の変化に対応してOGオートが持続的な成長を実現するには、全国に顧客基盤を有し調達力や技術力に優れた三菱オートリースとともに成長戦略を描くことが最適と判断したと説明しています。

一方の三菱オートリースは、OGオートのグループ入りによりDaigasグループとの協業関係を構築できるとしており、全国の顧客基盤とオートリース商品力に、OGオートが地域の顧客との間で培ってきた信頼関係やサービス力を組み合わせ、両社の成長とモビリティ業界の発展につなげる考えを示しています。

解説

本件で実際に起きたのは、エネルギー会社の子会社であるOGオートが、全国規模の顧客基盤と調達力を持つ三菱グループのオートリース会社の傘下に入ることで、単独では描きにくい成長戦略を描けるようにするという選択です。

全株式を一括でなく段階的に譲渡する設計は、一般に引き継ぎ期間を確保し既存の取引先や従業員との関係を維持して移行する手段として用いられます。既存サービスの継続も両社が明示しており、譲渡後も顧客との関係を保つ設計になっています。

会社の売却や事業承継を検討する経営者にとっても、自社に不足する全国の顧客基盤や調達力を持つ買い手のグループに入ることで単独では実現しにくい成長を図れる可能性がある点、既存の事業やサービスの継続をどう担保するかが交渉の論点になる点は参考になります。具体的な進め方は会社売却の進め方ガイドで整理しています。

※本記事は2026年9月21日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

出典

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