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WEAVE、学習塾「学び舎SORA」を完全子会社化 開校22年

WEAVE、広島の学習塾ラスタディオを完全子会社化 開校22年を承継|M&A Times

広島を拠点に生成AI研修を手掛ける株式会社WEAVE(2022年10月設立、非上場)は2026年10月17日、学習塾「学び舎SORA」を運営する株式会社ラスタディオの全株式を取得し、完全子会社化しました。

発表の概要

学び舎SORAは2004年に広島市西区庚午で開校した学習塾です。小学5年生から高校3年生を対象に1クラス10名程度の少人数制で、教科ごとに担当講師がつく体制や定期テスト前の「友勉」、年3回の保護者との学習カウンセリングを続けてきました。売上高や生徒数は公表されていません。

案件の条件一覧を見る譲渡元(株主)・取得対象・事業内容・スキーム ほか(8項目)
項目内容
譲渡元(株主)非公表
取得対象株式会社ラスタディオ(広島県広島市西区、学習塾「学び舎SORA」運営)
事業内容学習塾「学び舎SORA」の運営
スキーム全株式取得による完全子会社化
取得価額非公表
取得・完全子会社化日2026年10月17日(土)
ラスタディオ代表取締役久保直樹氏(WEAVE代表取締役、株式取得とあわせて就任)
新コース「ippo!コース(仮)」中学生向け個別指導(週2回・1回80分・2教科)。月25,000円(税込)。別途月1回ずつ土日にAIワークショップと挑戦活動

背景

WEAVEは子会社化の目的を、企業研修で培ったAI活用の知見を子どもの学びに生かすことと説明しています。同社は広島をはじめ全国の企業や自治体で生成AI研修を行うなかで、AIを使いこなせるかどうかは道具の知識よりも「自分で問いを立て、考え、確かめる力」で決まると実感してきたといいます。この力を子どものうちから育てる場をつくるため、地域で長く親しまれてきた学び舎SORAの運営を引き継ぐことにしたとしています。

あわせてWEAVEは学習塾を取り巻く経営環境にも触れています。東京商工リサーチによると2025年に倒産した学習塾は55件で、前年に続いて過去最多を更新しました。少子化で生徒が減り講師の確保も難しくなるなか地域に根ざした小さな塾ほど教室を続けることが難しくなっているといい、20年以上地域の子どもたちを支えてきた学び舎SORAを続けながらAI時代の新しい学びへつなげるために完全子会社化を決めたとしています。

一方、ラスタディオの前代表取締役 岡本一幸氏はプレスリリースのコメントで「地域に根ざした塾として歩み続け、さらに良い学びを届けていくために、今回の事業承継を決断しました」と述べ、WEAVEとの対話について「これまで大切にしてきた指導や生徒との関係を尊重しながら、新しい学びに挑戦していく姿勢に共感したことが、大きな決め手となりました」と説明しています。

今後の予定

学び舎SORAでは、WEAVEが企業研修で培ったAI活用の知見を生かした中学生向けの新コース「ippo!コース(仮)」の提供が始まっています。既存の少人数制の授業と講師陣はそのまま引き継ぎ、ラスタディオの代表取締役に就任した久保直樹氏が同コースの講師も務めます。

解説

買い手の側から見ると本件は、企業向け生成AI研修を本業とする設立4年の会社が、その研修で得た知見を生かす場として学習塾を傘下に収めた案件です。WEAVEが引き継いだのは2004年から続く少人数制の授業と講師陣、そして地域の生徒や保護者との関係で、そこに企業研修の知見を込めた中学生向けの新コースを加えました。

岡本氏はWEAVE公式サイトのコメントで「この先も塾を続け、さらに良い学びを届けていくためには、一人で抱えるだけでは難しいとも感じていました」と述べていましたが、今回は企業のAI研修を主な業務としていた異業種の同地域の企業が、新規事業への参入の一歩としてその塾を引き継ぐことになりました。

経営を一人で抱えきれないことを理由に教室を閉じる前に、自社のどんな資産がどんな相手に評価され得るかをまず専門家に相談してみるのも一手です。M&A Timesの無料相談では状況に応じて仲介会社や専門家をご紹介しています。

※本記事は2026年10月20日時点の公表資料に基づいています。最新の状況は当事会社の公表資料をご確認ください。

出典

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