M&Aの「リアル」を伝える経済メディア

読了目安 約3分

,

マルヨシセンター、物流子会社レックスを完全子会社化 30%追加取得

マルヨシセンター、物流子会社レックスを完全子会社化 30%追加取得|M&A Times

香川県のスーパーマーケットチェーン、マルヨシセンター(7515・東証スタンダード)は8月19日の取締役会で、連結子会社である物流会社レックスの株式を追加取得し、完全子会社化することを決議しました。

発表の概要

レックスは香川県綾歌郡綾川町に本社を置く運送会社です。1993年の設立以来、一般貨物自動車運送やトラック輸送、倉庫保管などを手掛け、マルヨシセンターの連結子会社として運送・倉庫事業を手掛けてきました。株式の30.0%を保有する株式会社スリーキューブから、マルヨシセンターが追加取得します。

項目内容
取得対象株式会社レックス(連結子会社、香川県綾川町)
事業内容運送業、倉庫業、貸事務所業
譲渡元株式会社スリーキューブ
取得株式数・比率1,440株(持株比率70.0%→100.0%)
取得価額非開示(相手先の要望による)
取締役会決議日2026年8月19日
実行日2026年8月25日(予定)

背景

マルヨシセンターは2019年にイズミ(8273)と資本業務提携を締結し、資本業務提携に伴いイズミの議決権比率は約20.02%となりました。以来イズミは同社の主要株主です。同社が2025年11月に公表した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」では、ROE0.5%、PBR1.2倍、自己資本比率18.5%(2025年2月期)という現状認識のもと、事業戦略として「㈱イズミとの仕入/物流/システム統合による利益率の向上」や「グループ利益の向上」を掲げています。今回の株式追加取得の理由として開示された「グループ全体の収益基盤強化」は、この方針と重なるものです。

今後の予定

株式譲渡の実行日は2026年8月25日を予定しています。本件が連結業績に与える影響は軽微とし、今後開示すべき事項が生じた場合は速やかに知らせるとしています。

解説

子会社に外部の株主が残る資本構成を解消し100%子会社へ移行する動きは昨今よく見られるスキームです。株主に少数株主が残っていると、増資や事業再編、将来のM&Aといった意思決定のたびに同意取得の手間やリスクが生じます。会社の譲渡・承継を検討する経営者にとっても、親族や共同経営者に分散した自社株を早めに集約しておくことは、条件交渉をスムーズにする備えの一つになります。

次に読む

※本記事は2026年8月19日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

出典