株式会社ズクトチエ(長野県北安曇郡白馬村、共同代表 太田悟氏・和田寛氏)は2026年9月7日、安曇野食工房合同会社(長野県安曇野市、代表社員 常盤大智氏)からハム・ソーセージブランド「白馬ハム」の製造・販売事業を承継すると発表しました。承継は2026年9月30日付で、10月1日から新体制で営業を開始する予定です。
発表の概要
ズクトチエは2022年7月設立で、営業を休止していた民宿や土蔵をリノベーションした「旅籠丸八」、築160年以上の古民家を活用した「庄屋丸八ダイニング」、宿泊施設「Square8 HAKUBA RETREAT by UNPLAN」等の再生・運営にグループとして取り組む白馬村のリゾート運営会社です。承継元の安曇野食工房合同会社は2017年2月設立で、長野県北安曇郡白馬村北城の工房で「白馬ハム」ブランドのハム・ソーセージを製造してきました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 承継元 | 安曇野食工房合同会社(長野県安曇野市、代表社員 常盤大智氏) |
| 承継先 | 株式会社ズクトチエ(長野県北安曇郡白馬村、共同代表 太田悟氏・和田寛氏) |
| 対象事業 | ハム・ソーセージブランド「白馬ハム」の製造・販売事業(工房所在地:長野県北安曇郡白馬村北城) |
| 承継日 | 2026年9月30日付 |
| 営業開始 | 2026年10月1日(予定) |
| 製造体制 | これまでの製造スタッフが引き続き製造を担当し、製法・品質基準を引き継ぐ。製造責任者は久保田彰夫氏 |
背景
承継の狙いについてズクトチエは、食品製造事業を加えることで既存の宿泊・飲食・物販における域内調達率を高め、仕入コストを抑えながら地域の中で生み出す付加価値を高めることができると説明しています。承継後は白馬ハムを「地域でつくる商品」から白馬を代表する商品へ育てる方針を掲げ、自社レストランでの提供拡大と地域の宿泊・飲食施設への販路拡大を進める考えです。
解説
本件は観光地の宿泊・飲食事業者が地域の食品製造業を第三者承継で取り込み、仕入から提供までを域内でつなぐ事業承継の実例です。これまでの製造スタッフが引き続き製造を担い製法・品質基準を引き継ぐ体制は、地域ブランドの信用を保ったまま事業を引き継ぐ設計といえます。地域内の事業者への第三者承継は事業とブランドを残す選択肢となりえます。会社や事業の譲渡を検討する経営者は会社売却の進め方完全ガイドも併せてご覧ください。
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※本記事は2026年9月8日時点の公表情報に基づいています。

