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アクシス、Work Prime Contractを3億円で完全子会社化へ

アクシス、Work Prime Contractを3億円で完全子会社化へ|M&A Times

東証スタンダード上場のシステムインテグレーター(SI)である株式会社アクシス(証券コード4012、代表取締役社長執行役員CEO 横田佳和氏)は2026年9月24日、IT機器の導入・設定・保守・修理を手がける株式会社Work Prime Contract(東京都港区、代表取締役 吉成亜矢子氏)の株式のすべてを取得し、完全子会社化すると発表しました。

発表の概要

Work Prime Contractは2006年5月に東京都世田谷区で設立し、翌月に神奈川県川崎市の倉庫でキッティング(IT機器を業務で使える状態に設定する作業)事業を始めた会社です。公式サイトでは物流ITソリューションと現地ITソリューションを主なサービスとして掲げています。社員数は80名(社員、契約、派遣を含む)で、一般労働者派遣と有料職業紹介の許可を保有しています。

2026年3月期は売上高396百万円・営業利益29百万円・当期純利益22百万円で、2025年3月期の売上高339百万円・営業利益17百万円・当期純利益15百万円から増収増益となりました。売上高は2024年3月期の358百万円から2025年3月期に一度減りましたが、2026年3月期は開示された3期で最高となりました。株式はすべて代表取締役の吉成亜矢子氏が保有しています。

項目内容
譲渡元(売り手)吉成亜矢子氏(Work Prime Contractの株式を100%保有)
取得対象株式会社Work Prime Contractの普通株式300株(議決権300個、取得後の議決権所有割合100.0%)
事業内容IT機器の導入・設定・保守・修理
スキーム株式取得による子会社化
取得価額株式300百万円、アドバイザリー費用等(概算額)22百万円、合計(概算額)322百万円
契約締結日2026年9月24日(予定)
株式譲渡実行日2026年10月1日(予定)

背景

株式取得の理由についてアクシスは開示で、情報通信分野での技術の高度化が続くなか自社はITインフラ領域の構築に強みを持ち、そのうえでWork Prime ContractはITインフラの導入・保守及びコンサルティングに関連するサービス提供に強みを持つとし、両社のサービス基盤を調達・導入及び構築・保守の各事業へ拡大していくとしています。

2025年12月期に売上高81.3億円・営業利益8.8億円を計上したアクシスは、中期経営計画「Go Beyond」(2026年2月24日公表、対象期間2026年12月期~2029年12月期)で顧客単価の高いSI上流工程やデジタル基盤・ネットワーク構築等へビジネスのウェイトをシフトする方針を掲げています。同計画は2029年12月期までの累計で成長投資80億円超を見込み、うちM&Aに40億円超を充てるとしています。本件はその一環に位置づけられます。

今後の予定

契約締結は2026年9月24日、株式譲渡の実行は2026年10月1日を予定しています。アクシスは本件により当事業年度(2026年12月期)から従来の単体決算を連結決算へ移行する予定です。

連結業績への影響については現在精査中で、開示すべき事項が生じた場合には速やかに開示するとしています。

解説

アクシスが開示した株式の取得価額300百万円は1株あたり100万円で、Work Prime Contractの2026年3月期の純資産191百万円(1株当たり639,672円)の約1.6倍にあたります(編集部試算)。

アクシスは開示でネットワーク関連サービスを「高付加価値領域として当社の事業戦略上において重要な事業領域」と位置づけています。売上高4億円規模でも買い手が重点を置く領域の技術者と顧客基盤を持つ会社は、純資産を上回る価格で上場企業の買収対象になり得ることがわかります。

規模の小ささを理由に上場企業への売却を諦める前に、自社の技術者や顧客基盤が買い手の戦略のどこに位置づくのかを専門家に確かめる余地があります。M&A Timesの無料相談では状況に応じて仲介会社をご紹介しています。

※本記事は2026年9月25日時点の開示情報に基づいています。最新の状況はアクシスの適時開示をご確認ください。

出典

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