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丸建リース、杭工事の雄正工業を完全子会社化へ 全株取得

丸建リース、杭工事の雄正工業を完全子会社化へ 全株取得|M&A Times

建設用重量仮設鋼材のリース・販売・工事を主力とする丸建リース(コード9763・東証スタンダード)は2026年9月30日の取締役会で、杭工事の雄正工業株式会社の全株式を取得し子会社化することを決議したと発表しました。

発表の概要

雄正工業(東京都新宿区)は1981年の創業以来コンクリート「場所打ち杭」工事に特化してきた専門会社で、大手ゼネコン各社を主要な取引先としています。独自開発の「S-HND工法」「S-HND SK-NEO工法」を持ち、杭施工に使う重機を製造会社と協働で開発・採用してきました。

案件の条件一覧を見る譲渡元(売り手)・取得対象・事業内容・業績(2026年4月期) ほか(8項目)
項目内容
譲渡元(売り手)個人株主3名(氏名は相手先の意向を踏まえ非開示)
取得対象雄正工業株式会社の発行済み株式全部(40,000株、議決権割合100%)
事業内容とび・土工工事業(場所打ち杭工事、地中障害撤去工事)
業績(2026年4月期)売上高9億5,500万円・営業利益6,500万円・当期純利益400万円・純資産1億9,800万円
スキーム株式譲渡契約による株式取得(完全子会社化)
取得価額相手先の意向を踏まえ非開示。デューデリジェンス及び株式価値算定を第三者機関に委託し、その結果を参考に双方協議のうえ決定
契約締結日2026年9月30日
株式譲渡実行日2026年10月上旬から中旬(予定)

背景

丸建リースは2024〜2028年度の中期経営計画「共に築こう、未来のインフラ都市創出」(2024年5月公表・当時の社名は丸紅建材リース)の施策に「工事会社・加工会社との提携、M&Aによる成長推進」と「障害撤去を含む大型工事への注力」を挙げています。同社は現中計の方針のもとで戦略的提携やM&Aを通じた成長を推進してきた中で、本件株式取得を決定したと説明しています。

本件の目的について丸建リースは開示にて、雄正工業とお互いの技術・設備・人的資本を活用し基礎工事分野における一貫した施工体制の構築と収益力の強化を図るとしています。

今後の予定

株式譲渡の実行は2026年10月上旬から中旬の予定です。丸建リースは2027年3月期の通期連結業績への影響を軽微と見込んでいます。

解説

丸建リースが開示で取得理由に挙げたのは、独自工法や大手ゼネコン各社との施工実績、製造会社と協働で開発した重機といった雄正工業の施工の中身でした。

雄正工業は公式サイトによると従業員21名の専門工事会社です。工事会社のM&Aを中計に掲げる買い手にとっては、このような規模でも特定工法の技術や元請との取引実績が評価されて取得の理由になり得ることがわかります。

会社の規模を理由に売却を諦める前に、自社の技術や取引実績を評価しうる買い手がいるかをまず専門家に相談してみるのも一手です。M&A Timesの無料相談では状況に応じて仲介会社や専門家をご紹介しています。

※本記事は2026年9月30日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は丸建リースの適時開示をご確認ください。

出典

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