株式会社manaby(宮城県仙台市、TOKYO PRO Market上場、障害者就労支援事業を中核とする企業)は2026年7月17日、連結子会社の株式会社manaby altが営むITエンジニアリング事業を、岩手県盛岡市のルネッサンスルパン株式会社へ譲渡することを取締役会で決議し、同日付で事業譲渡契約を締結したと発表しました。
発表の概要
譲渡対象は、manaby alt(2025年7月1日設立、manabyが100%出資する仙台市の子会社)のTECHNO事業部で、SES事業・IT人材の育成・キャリア支援等を手がけており、譲渡対象人員はエンジニア8名(予定)、2026年3月期売上高は5,900万円です。譲渡価額は非公表ですが、両社は公正妥当な価格として合意したとしています。譲渡先のルネッサンスルパンは2014年9月設立、資本金1,000万円で、SES・ソフトウェア開発・クラウド構築・教育向けIT支援を手がける企業です。
背景
同事業は、障害者就労支援で培った対話・伴走支援の知見を活かし、エンジニアが成長できる環境の提供を目的に2023年に対話重視型SES事業として立ち上げました。生成AIの普及でエンジニアの専門性・市場価値の向上が重要になる中、以前より助言を受けていたルネッサンスルパンとの対話を経て、同社の事業基盤のもとで展開することが発展に資すると判断したとしています。譲渡後も両社は障害者エンジニアの活躍機会創出等で連携を継続する方針です。
今後の予定
事業譲渡実行日は2026年8月31日、新体制開始日は9月1日を予定しており、本件が連結業績に与える影響は軽微と見込んでいるとしています。
解説
本件は、上場企業でもノンコア事業を切り出し専門性の高い同業へ引き継いだ事例です。中小企業でも、複数事業のうち強みが発揮しにくいものを事業譲渡で同業に託す選択と集中は有効な手段になり得ます。検討の進め方は会社売却の進め方もご参照ください。
※本記事は2026年7月17日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。
出典:株式会社manaby「連結子会社による一部事業譲渡に関するお知らせ」(日経会社情報DIGITAL適時開示、2026年7月17日)

