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サイバー・バズ、転職支援子会社BuzzJobを従業員に譲渡 EBO方式・全株4,000万円

サイバー・バズ、転職支援子会社BuzzJobを従業員に譲渡 EBO方式・全株4,000万円|M&A Times

サイバー・バズ(東証グロース、証券コード7069)は2026年8月13日、連結子会社の株式会社BuzzJobの全株式を同社に出向中の従業員へ譲渡することを取締役会で決議しました。譲渡価額は4,000万円で、従業員による買収(EBO方式)です。

発表の概要

サイバー・バズはインフルエンサーを主軸とするソーシャルメディアマーケティング事業を手がける東証グロース上場企業です(証券コード7069、代表取締役社長・高村彰典氏)。今回譲渡するBuzzJobは同社が全株式を保有するHR事業の子会社で、SNSやデジタルマーケティング分野の人材に特化した転職エージェントサービスと、採用を目的とした企業向けSNSアカウント運用支援サービス「採用SNSサポ」を展開しています。譲渡先の森重諒氏はサイバー・バズの従業員でBuzzJobに出向中です。サイバー・バズはBuzzJobへ役員派遣や従業員出向を行うほか金銭の貸付や経理・労務等の管理部門業務を提供しており、両社には資本関係に加え人的・取引上の関係があります。

項目内容
譲渡元株式会社サイバー・バズ(東証グロース、証券コード7069)
譲渡先森重諒氏(サイバー・バズの従業員、BuzzJobに出向中)
対象会社株式会社BuzzJob(東京都渋谷区、2021年3月設立、資本金2,500万円)
事業内容HR事業(SNS・デジタルマーケティング人材向け転職支援サービス等)
スキーム株式譲渡(EBO方式、対象株式801株)
譲渡価額40,000,000円
契約締結日2026年8月13日(予定)
株式譲渡実効日2026年8月31日(予定)

背景

サイバー・バズは「コミュニケーションを価値に変え、世の中を変える。」というミッションのもと、インフルエンサーを主軸としたソーシャルメディアマーケティング事業で成長を図ってきました。近年は株式会社WithLIVEを買収しライブ配信プラットフォーム事業を新たな成長セグメントに加え、事業ポートフォリオの最適化を進めています。

こうした状況下でBuzzJobの今後の発展を見据え事業ポートフォリオを再考した結果、経営資源を主力事業へ集中させるべくBuzzJobの株式譲渡を決定しました。第三者への株式譲渡も含めて慎重に議論した結果、当該事業に最も精通した従業員へ承継し、迅速かつ柔軟な意思決定のもとで事業運営を行うことがBuzzJobの成長と双方の事業価値の最大化に最適と判断したとのことです。

同日開示の2026年9月期第3四半期決算説明資料では、主力のソーシャルメディアマーケティング事業が2桁成長したとしています。3Q累計の売上高は6,117百万円(前年同累計比+18.2%)、営業利益は482百万円(同+149.3%)でした。

今後の予定

サイバー・バズは2026年9月期の個別業績において特別利益(関係会社株式売却益)40百万円を計上する見込みです。連結業績でも同様の特別利益を見込むものの計上額は精査中で、本株式譲渡が連結業績に与える影響は軽微としています。今後公表すべき事項が生じた場合は速やかに開示する方針です。

解説

後継者不在などで会社や事業の譲渡先を検討する際、選択肢は第三者への売却だけではありません。本件のように事業を熟知した従業員へ承継するEBOは、経営陣が買収主体となるMBOの従業員版と位置づけられる手法の一つと考えられます。買い手に事業への理解があるぶん引き継ぎの摩擦を抑えやすく、迅速な意思決定を維持しやすい利点がありますが、一方で譲渡価額の妥当性や買収資金の調達力など検討すべき論点もあります。会社や事業の譲渡を検討する企業経営者は、早い段階で相談先の選び方を把握しておくと選択肢を広げやすくなります。

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※本記事は2026年8月13日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

出典