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テノ.HD、ピジョンハーツを16億円で子会社化

テノ.HD、ピジョンハーツを16億円で子会社化|M&A Times

テノ.ホールディングス(7037、保育・介護事業の東証スタンダード上場企業)は2026年8月27日、ピジョン(7956)の完全子会社ピジョンハーツ株式会社の全株式を取得し子会社化すると発表しました。

発表の概要

ピジョンハーツは1999年設立の東京都中央区の企業で、認可・認証保育所や大手企業向けの事業所内保育、院内保育、イベント保育などを運営しています。2025年12月期の売上高は3,313百万円、純資産は703百万円です。

項目内容
譲渡元(売り手)ピジョン株式会社
取得対象ピジョンハーツ株式会社(全株式7,000株)
事業内容保育施設の運営(認可・認証園、事業所内・院内保育施設等)、イベント保育、幼児向け英語教育プログラムの企画等
スキーム株式譲渡による子会社化
取得価額1,609百万円(株式取得分1,600百万円+取得関連費用等概算9百万円)
契約締結日2026年8月27日
株式譲渡実行日2027年1月(予定)

背景

テノ.ホールディングスは長期ビジョン「teno VISION 2030」のもと保育事業の拡大に注力しており、東京都の認可保育や事業所内保育で顧客基盤を持つピジョンハーツと経営資源を相互活用することで質の高いサービス提供とグループの持続的成長を期待するとのことです。ピジョンハーツ側も同日、テノ.ホールディングスグループへの参画により保育ノウハウと事業基盤・人的資源を融合できるとし、経営体制・事業体制・既存契約は変更せず新体制へ継承すると公表しました。

テノ.ホールディングスの決算補足説明資料では成長戦略の柱の一つに「M&Aによる事業拡大」を掲げ、併せて保育・介護事業においてはエリアや規模を考慮しながら積極的に実施する方針を示しており、本件はこの方針に沿う取得と言えます。

今後の予定

株式譲渡は2027年1月に実行予定です。ピジョンハーツは譲渡完了後の2027年1月から社名を変更する予定で「ピジョン」名を冠する一部施設の名称も順次変更するとしています。テノ.ホールディングスは本件が2026年12月期連結業績に与える影響は現在精査中としています。

解説

本件は大手メーカーの保育子会社が保育を主力とする上場企業グループへカーブアウトで移る事例です。ピジョンハーツ側が経営体制・契約内容をいずれも新体制へ継承すると明記した点は、社名や施設名が変わっても現場の運営は維持されることを示しています。

会社の譲渡を検討する経営者にとっては、買い手が中期経営計画でM&Aをどう位置付けているかを事前に把握しておくことで、買い手の意図や条件の背景を把握しやすくなります。具体的な進め方は会社売却の基本ガイドで確認できます。

次に読む

※本記事は2026年8月28日時点の開示情報に基づいています。株式譲渡実行日は2027年1月(予定)であり、最新の状況は両社の適時開示をご確認ください。

出典