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ウェルネオシュガー、ツルヤ化成株を発行会社に譲渡 資本関係解消

ウェルネオシュガー、ツルヤ化成株を発行会社に譲渡 提携解消|M&A Times

ウェルネオシュガー(2117・東証プライム)は2026年8月25日、持分法適用関連会社であるツルヤ化成工業株式会社(山梨県韮崎市)の保有株式全て42,800株を同社自身に譲渡すると発表しました。同日付で株式譲渡契約を締結、譲渡実行日は2026年9月18日を予定しています。

発表の概要

ツルヤ化成工業は1968年8月20日設立、資本金100百万円の食品素材メーカーです。甘味料を中心とした添加物や食品素材、健康食品、高機能性食品などを製造販売しており、ウェルネオシュガーとは同社製品の包装委託という取引関係もあります。2025年6月期の業績は売上高4,113百万円、営業利益313百万円、当期純利益330百万円で、大株主は代表取締役社長の齋藤英樹氏(33.83%)、ウェルネオシュガー(20.03%)、東京中小企業投資育成株式会社(18.72%)です。

項目内容
譲渡元(売り手)ウェルネオシュガー株式会社
譲渡先(買主)ツルヤ化成工業株式会社(発行会社本体)
対象株式42,800株(議決権所有割合20.03%)
スキーム株式譲渡(譲渡先が発行会社自身のため、ツルヤ化成工業からみると自己株式の取得に該当)
譲渡価額非開示(買主との秘密保持に関する協議による)
契約締結日2026年8月25日
株式譲渡実行日(予定)2026年9月18日
異動後の所有株式数0株

背景

ウェルネオシュガーは2023年5月1日、ツルヤ化成工業の株式取得と第三者割当増資の引き受けにより同社を持分法適用関連会社としていました。今回の株式譲渡の理由についてウェルネオシュガーは「当社グループにおいて一定の成果が出たことと、事業環境の変化による見直しを総合的に勘案した」と説明しています。

なお、ウェルネオシュガーは2026年5月27日に中期経営計画「WELLNEO Vision 2027」の一部見直しを公表し、2028年3月期の定量目標(営業利益+持分法による投資損益)をFood & Wellnessで2,400百万円から1,500百万円へ、Sugarで9,000百万円から9,900百万円へ変更しています(連結合計10,100百万円は変更なし)。

今後の予定

株式譲渡の実行日は2026年9月18日を予定しています。ウェルネオシュガーは本件が連結業績に与える影響について軽微と判断しており、今後公表すべき事項が生じた場合は速やかに開示するとしています。

解説

本件は上場企業による株式取得と第三者割当増資の引き受けで持分法適用関連会社となった会社が、3年余りのちに発行会社自身による自己株式の取得という形で資本関係を解消した事例です。資本業務提携や少数出資で生じた資本関係は結んだ時点の保有比率が固定されるものではなく、当事者の合意により解消されることもあるということが分かります。

なおツルヤ化成工業はオーナー経営者(齋藤英樹代表取締役社長、株式保有比率33.83%)と投資育成会社が株主に並ぶ資本構成でしたが、今回の譲渡でウェルネオシュガーの保有分はゼロとなります。会社売却や事業承継を検討する経営者にとって、外部資本の受け入れは将来の解消・見直しまで視野に入れて条件を設計しておくことが重要だと分かる事例といえます。

※本記事は2026年8月25日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

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