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三井松島HD、レジロール加工のコウナンを完全子会社化

三井松島HD、レジロール加工のコウナンを完全子会社化|M&A Times

三井松島ホールディングス(福岡市・東証プライム/福証1518)は2026年8月7日、コウナン(大阪府門真市)の発行済株式全20株を取得し完全子会社化すると発表しました。同日付で株式譲渡契約を締結しています。

発表の概要

コウナンは1988年12月創業のロール製品加工会社です。大阪府門真市に本社を置き感熱レジロール用記録紙等の加工販売や紙製品の卸売、印刷を手掛けています。業績で開示されているのは売上高25億9,400万円(2025年7月期)のみで、利益などそれ以外の経営成績・財政状態は相手先の要請により非開示です。三井松島ホールディングスは個人株主から発行済株式全てを株式譲渡で取得し完全子会社化します。

項目内容
譲渡元(売り手)個人株主(守秘義務により非開示)
取得対象株式会社コウナン(大阪府門真市、発行済株式20株)
事業内容レジロール用記録紙等のロール製品の加工販売、紙・紙製品の卸販売、印刷
スキーム株式譲渡(完全子会社化、取得後の議決権所有割合100.0%)
取得価額当事者間の守秘義務により非開示
契約締結日2026年8月7日
株式譲渡実行日2026年8月28日(予定)

背景

三井松島ホールディングスは2026年5月公表の「中期経営計画2030」で、ニッチトップ企業への投資による持続的成長を基本戦略に掲げ、10年以上M&Aで新規事業を買収してきたと説明しています。コウナンはグループ会社MOS株式会社(茨城県)と同じ感熱レジロール分野で兵庫県に大規模拠点を保有しており、両社の地理的補完により「業界No.1」の地位を固める狙いです。

同社のコーポレートガバナンス報告書(2026年6月23日更新)では、M&A推進等により2030年3月期に当期純利益100億円以上を目指す方針を掲げました。三井松島ホールディングスは2026年7月にも綿棒メーカーの山洋の完全子会社化を決めており(当サイト既報)、M&Aによる事業拡大を続けています。

今後の予定

株式譲渡の実行予定日は2026年8月28日で、買収資金は手元現預金を充当します。また2027年3月期の連結業績への影響は軽微としています。

解説

本件は上場企業が個人株主の保有する中堅メーカーを完全子会社化する事例です。譲渡側の売却理由は非公表ですが、創業から30年以上を経たオーナー企業が事業承継の選択肢としてM&Aを選ぶケースは広く一般に見られる事例です。本件のように投資方針を公表している買い手であれば、自社がその戦略のどこに位置づくかを事前に確認でき譲渡先を見極める手がかりになります。こうした相手選びも含めて、売却の検討は早めの相談から始めるのが有効です。

次に読む

※本記事は2026年8月7日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

出典