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エリアリンク、ストレージ王TOB成立 84.14%取得・上場廃止へ

エリアリンク、ストレージ王TOB成立 84.14%取得・上場廃止へ|M&A Times

エリアリンク株式会社(8914、東証スタンダード・トランクルーム「ハローストレージ」を運営)は8月22日、7月9日から8月21日まで実施していたストレージ王(2997、東証グロース)への公開買付け(TOB)が成立したと発表しました。買付け後の所有議決権割合は84.14%で、8月28日付でエリアリンクの連結子会社となる予定です。

発表の概要

ストレージ王は千葉県市川市に本社を置くトランクルーム運営会社で、コンテナ式倉庫やトランクルームの企画・開発・運営・管理を手がけています。2026年1月期の売上高は39億9,979万7千円で営業利益は1億9,146万8千円、純資産は12億3,917万2千円でした。

項目内容
対象会社株式会社ストレージ王(証券コード2997、東証グロース)
公開買付者エリアリンク株式会社(証券コード8914、東証スタンダード)
買付価格普通株式1株につき1,340円/第1回新株予約権1個につき550,000円/第2回新株予約権1個につき350,000円
買付期間2026年7月9日〜2026年8月21日(30営業日)
買付予定数の下限1,291,700株
応募株券等の数・買付数1,630,384株(株券1,584,384株・新株予約権46,000株=株式換算。第1回51個・第2回41個)
買付後の所有割合議決権16,303個(84.14%。分母は新株予約権分を含む本基準株式数1,937,500株に係る議決権19,375個)。買付け前は0%
取得価額21億6,500万円(アドバイザリー費用等は含まない)
決済開始日2026年8月28日

背景

本件は7月8日の取締役会決議を受けて公表したTOB開始の結果です。エリアリンクは2026年7月公表の第2四半期決算説明資料で、2025年から2027年までの中期経営計画をストレージ事業の出店を加速させる計画を明示しており、2029年に総室数20万室の運営を目標に掲げ、その実現に向けて新規出店の加速とパートナー制度の拡充、M&Aの活用に取り組むとしています。2026年6月末時点の総室数は134,612室(うち稼働室数106,096室)です。

ストレージ王は1都3県を中心に約13,000室を運営するストレージ会社で、エリアリンクは本件を「運営管理室数20万室の実現に向けた重要な成長施策」としています。過去には2023年9月にトランクルーム検索サイト運営のLIFULL SPACE(現ジャパントランクルーム)を子会社化した実績があります。

今後の予定

エリアリンクは7月8日公表の方針から変更なく、ストレージ王株式の全て(新株予約権の行使により交付される株式を含む)を取得する手続き(スクイーズアウト)を予定しており、これによりストレージ王株式は東京証券取引所の上場廃止基準に従い所定の手続きを経て上場廃止となる見通しです。具体的な手続きと実施時期は対象者と協議の上で決定次第、ストレージ王が速やかに公表する予定です。

解説

エリアリンクは中期経営計画で20万室という数値目標とM&Aの活用方針を明記しており、本件はその方針に沿う買収と考えられます。会社の売却や事業承継を検討する経営者にとっては、打診先候補となりうる企業の成長戦略を事前に把握しておくことが、交渉先の見極めや条件面の準備につながります。売却の進め方全体は会社売却の進め方完全ガイドを参考にしてください。

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出典

※本記事は2026年8月22日時点の開示情報に基づいています。スクイーズアウト・上場廃止の手続きは本記事時点で未完了です。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。