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しまむら、コルモピア21店舗を事業譲受 順次しまむら店舗に転換

しまむら、コルモピア21店舗を事業譲受 順次しまむら店舗に転換|M&A Times

株式会社しまむら(8227・東証プライム・総合衣料品チェーン)は2026年9月7日、サミット株式会社が営む衣料品事業「コルモピア」21店舗の資産及び権利関係を譲り受けると任意開示で発表しました。サミット側も同日付で同内容を公表しています。

発表の概要

サミットは東京都杉並区の住友商事100%子会社で、1963年設立・資本金39億2,000万円のスーパーマーケット・チェーンです。同社が営むコルモピアは長年地域に日常衣料を提供してきた事業で、今回は21店舗の事業基盤をしまむらへ事業譲渡します。

案件の条件一覧を見る譲渡元(売り手)・譲受側(買い手)・対象事業・スキーム ほか(7項目)
項目内容
譲渡元(売り手)サミット株式会社(東京都杉並区、住友商事100%子会社のスーパーマーケット・チェーン)
譲受側(買い手)株式会社しまむら(8227・東証プライム)
対象事業衣料品事業「コルモピア」のうち21店舗の事業基盤(店舗運営に必要な一部資産及び出店に係る権利関係。債権・債務並びに取引先との契約上及び行政上の地位は原則として承継しない)
スキーム事業譲渡(対象店舗ごとに段階的に実行)
譲受価額両社の協議により非公表
取締役会決議・契約締結しまむら開示:2026年9月6日決議・同日契約締結/サミット開示:2026年9月2日決議
実行予定時期2027年1月以降(予定)に開始し対象店舗ごとに段階的に実行、2027年3月に完了予定。実行は公正取引委員会への届出その他法令上必要な手続及び承認等の完了が条件

背景

しまむらは譲受の理由について、対象店舗が「商業を通じ消費生活と生活文化の向上に貢献すること」という自社の基本理念を実現するうえで有用な立地と地域の顧客との接点を持つと説明しています。そのうえで、承継した店舗をしまむらとして運営し自社の商品供給力・販売力を生かして地域の利便性を高めることは後述の成長戦略にも合致すると判断しました。

一方のサミットは、コルモピア店舗での「日常衣料の提供継続」を踏まえてさまざまな選択肢を検討する中で、21店舗の事業基盤をしまむらへ譲渡することにしたと説明しています。

しまむらの店舗網の拡大方針について、中期経営計画2027「ネクスト・チャレンジ」(2025年2月期〜2027年2月期)は3年間で国内150店舗の出店を計画しており、さらに長期経営計画2030は、新規出店の強化にあたって土地や建物の買収を検討することや、M&Aやアライアンスに機動的に対応できる手元資金を維持することを表明しています。既存店舗の資産と出店権利をまとめて譲り受ける本件は、出店を自前の開発だけに頼らない経営計画上の方針に沿った動きといえます。

今後の予定

実行は2027年1月以降、対象店舗ごとに段階的に進め2027年3月の完了を見込んでいます。しまむらは2027年2月期の連結業績への影響は軽微としています。

解説

本件は株式譲渡と事業譲渡の違いが表れた実例です。事業譲渡では承継する資産・契約を選べ、しまむらが譲り受けるのは店舗運営に必要な資産と出店権利のみで債権・債務や契約上の地位は原則承継しません。スーパーマーケット・チェーンのサミットが衣料品事業の21店舗を衣料品専業の大手に託した形で、本業を残し事業の一部を外部に委ねるという選択肢があることがわかります。

次に読む

※本記事は2026年9月8日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示・お知らせをご確認ください。

出典