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ヒトトヒトHD、警備のSPD&Companyを31.6億円で子会社化

ヒトトヒトHD、警備のSPD&Companyを31.6億円で子会社化|M&A Times

警備・人材サービスのヒトトヒトホールディングス(コード549A、東証スタンダード)は2026年7月16日、警備持株会社SPD&Company(東京都渋谷区)を子会社化すると発表しました。取得価額は31億6,000万円です。

発表の概要

同日の取締役会でSPD&Companyの発行済株式750株の取得と株式譲渡契約の締結を決議しました。取得価額は株式30億3,000万円とアドバイザリー費用等1億3,000万円の合計31億6,000万円で、譲渡日は2026年7月31日を予定しています。売り手はSPD&Company社長で筆頭株主(持株比率76.5%)の樋口長英氏ら個人5名です。SPD&Companyは1971年設立のSPD株式会社(さいたま市)を100%子会社に持つ持株会社で、2026年3月期の調整後EBITDAは3億6,000万円としています。

背景

ヒトトヒトHDはM&Aの目的を「既存事業の補完」「サービス種別拡大」「事業エリア拡大」の3つに整理しており、事業拠点のなかった埼玉・群馬・栃木に強みを持つSPDの取得は主に既存事業の補完に合致し、関東全域でのプレゼンス強化にもつながるとしています。取得資金は福岡銀行・埼玉りそな銀行から計30億円を期間7年・無担保(取得する子会社の連帯保証付き)で借り入れ、全額借入で株式の希薄化を回避する方針です。

今後の予定

株式譲渡日は2026年7月31日を予定し、公正取引委員会からは排除措置命令を行わない旨の通知を受領済みです。

解説

本件は、オーナー経営者ら個人株主が保有する非上場の警備会社が、東証上場の同業グループへ全株式を譲渡した事例です。老舗の中堅企業が安定収益を築いた上で上場グループ入りする構図は、中小企業の株式譲渡でよく見られ、買い手が新株発行を避け借入のみで資金を賄う点も参考になります。

※本記事は2026年7月19日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

出典