株式会社桃の木は2026年8月13日、株式会社CAPITA(証券コード:7462、東証スタンダード)の第2位株主が保有する全株式を対象とした公開買付け(TOB)の実施を発表しました。買付価格は1株250円で、公表前日(2026年8月12日)の終値402円から37.81%ディスカウントした水準です。
発表の概要
CAPITAは1949年5月に燃料関連商品の販売会社として創立し、複数回の商号変更と2021年9月の現商号への変更を経て2022年4月に東証スタンダード市場へ移行した企業です。石油事業と不動産事業を主力としており、2025年11月にはファンド事業を新たに展開しています。代表取締役CEOは宮田浩二氏です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象会社 | 株式会社CAPITA(証券コード:7462、東証スタンダード) |
| 公開買付者 | 株式会社桃の木(東京都千代田区紀尾井町、代表取締役 加藤創) |
| スキーム | 公開買付け(TOB)・目的は純投資 |
| 買付価格 | 1株につき250円 |
| 買付期間 | 2026年8月14日〜2026年9月10日(延長時は2026年9月29日まで) |
| 買付予定数の下限・上限 | 下限1,665,000株、上限1,800,000株 |
| 決済の開始日 | 2026年9月17日 |
| 対象会社の意見 | 賛同を表明、応募の判断は株主に委ねる中立の立場 |
背景
桃の木は2007年12月設立の飲食店経営会社で、都内で高級中国料理店「桃の木」ブランドなど10店舗を展開しています。2024年1月にHER投資事業有限責任組合のLP持分を純投資目的で取得し、2025年の現物分配と2026年7月の株式分割を経て現在は1,840,000株(所有割合22.38%)を保有するCAPITAの筆頭株主です。
第2位株主のKMOキャピタル有限責任事業組合は2026年4月、保有する全株式の売却を桃の木に打診しました。両社は交渉を経て2026年8月13日付で公開買付応募契約を締結し、KMOは保有する1,665,000株(所有割合20.25%)の全てを1株250円で応募することに合意しています。本公開買付けの目的も純投資で、成立後の桃の木の株券等所有割合は42.63%〜44.27%と過半数を下回る見込みです。桃の木はCAPITA株式の上場廃止を企図しておらず、東証スタンダード市場への上場は維持される見込みです。
今後の予定
買付け等の期間は2026年8月14日から2026年9月10日までの20営業日です。CAPITAが延長を請求すれば2026年9月29日まで延びます。決済の開始日は2026年9月17日で、応募株式数が上限の1,800,000株を超えた場合はあん分比例方式により決済されます。
解説
TOB(株式公開買付け)は市場価格にプレミアムを付ける手法という印象を持たれがちですが、本件のように市場価格を下回るディスカウント価格で実施される例もあります。一般に、特定の大株主からまとまった持分を取得する際にこうした価格設定が用いられることがあります。株券等所有割合が30%を超える取得を公開買付けに限定する「30%ルール」は非上場会社が上場株式を取得する場合にも適用されます。将来の株式売却や事業承継を検討する際は会社売却の手引きもご参考ください。
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※本記事は2026年8月13日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

