NSグループ株式会社(証券コード471A)は2026年7月6日、家賃債務保証事業を手掛ける株式会社アルファー(本社:鹿児島県鹿児島市)の発行済株式全部を取得し、完全子会社化することを取締役会で決議したと発表しました。
発表の概要
NSグループは2026年7月6日開催の取締役会において、アルファーの株式1,000株(議決権1,000個、議決権所有割合100%)を取得することを決議し、同日付で株式譲渡契約を締結しました。株式譲渡の実行日は2026年7月17日を予定しています。取得価額は、相手先が個人であり、その強い要望により開示されていませんが、第三者機関による評価に基づいて合意したもので、連結純資産額の15%未満です。アルファーの資本金(50百万円)がNSグループの資本金の10%を超えることから、アルファーはNSグループの特定子会社に該当します。
株式取得の相手先は、資本関係・人的関係・取引関係のいずれもない個人株主4名です。今回のスキームは株式譲渡(全株式の取得)にあたり、取得前は保有ゼロだったNSグループの持株比率は取得後に100%となります。
背景
NSグループは、子会社の日本セーフティー株式会社を通じて29年にわたり家賃債務保証サービスを提供し、全国約6.6万店舗の取扱店基盤を持ちます。同社はこれを業界最多とし、家賃債務保証業界のリーディングカンパニーだとしています。2025年11月発表の中期経営計画では成長戦略の一つに「既存家賃債務保証事業の拡大」を掲げ、中堅の家賃債務保証事業者のM&Aによる事業基盤拡大に取り組んでいます。
アルファー(1982年9月設立)は2004年に家賃債務保証事業を開始し、九州において約5,500社の取扱店ネットワークを持つ地域密着型の家賃債務保証会社です。今回の株式取得により、NSグループはグループとして九州全エリアに営業拠点を構えることになります。なお、地域に根差した中堅事業者が全国展開する同業大手の傘下に入るM&Aは、業界再編が進む分野で一般的にみられるパターンの一つですが、アルファーの株式売却に至った具体的な経緯・動機については今回の開示に記載がありません。中小企業のオーナーが会社を売却する際の全体像はスモールM&Aの解説もあわせてご覧ください。
今後の予定
株式譲渡の実行日は2026年7月17日を予定しています。NSグループは、本件による2026年12月期の連結業績への影響は軽微であるとしたうえで、開示すべき事項が今後発生した場合には速やかに公表するとしています。
※本記事は2026年7月8日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。
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