サンセイランディック(3277・東証スタンダード)は2026年8月10日、代表取締役社長の松﨑隆司氏が保有株式の一部を自身の資産管理会社である株式会社エム・マレア・アセットへ譲渡すると発表しました。この譲渡により同社の筆頭株主は松﨑氏個人からエム・マレア・アセットへ異動します。
発表の概要
サンセイランディックは底地や借地権の買取り、不動産の権利調整を専門とする東証スタンダード上場企業です。譲渡先のエム・マレア・アセットは松﨑氏が代表を務める非上場の資産管理会社で、東京都江東区に所在し資本金は80万円、主な事業内容は有価証券の保有・運用・管理及び売買です。今回の譲渡により同社が新たにサンセイランディックの筆頭株主となります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 譲渡する株主 | 松﨑隆司氏(サンセイランディック代表取締役社長) |
| 譲受側 | 株式会社エム・マレア・アセット(松﨑氏の資産管理会社) |
| 譲渡株式数 | 190万株(1,900,000株) |
| 議決権割合 | 11.72% |
| 異動前後の保有比率 | 松﨑氏個人:15.84%(第1位)→4.12%(第4位)/エム・マレア・アセット:新たに11.72%で第1位 |
| 異動予定日 | 2026年8月10日 |
(注)株式数・議決権割合は2026年7月1日付の株式分割(1株を2株に分割)後の値に換算して記載しています。
背景
今回の株式取得は議決権ベースで5%以上となるため、金融商品取引法167条1項・同法施行令31条が定める公開買付けに準ずる行為として政令で定める買集め行為に該当し、施行令30条1項4号に基づく公表を兼ねて開示されました。サンセイランディックは、エム・マレア・アセットから安定株主として長期保有する予定である旨の報告を受けており、この異動による経営体制及び業績への影響はないとしています。
解説
オーナー経営者が自社株式を資産管理会社へ移すことは、事業承継や相続対策の一環として用いられるスキームの一つです。資産管理会社に株式を集約すると、相続や承継の際に議決権をまとめて次世代へ引き継ぎやすくなる点が利点として挙げられます。持株会社を通じた事業承継の具体的な仕組みは持株会社(ホールディングス)を活用した事業承継スキームで解説していますのでそちらもご覧ください。上場企業であっても自社株の集約・移転は承継準備の一環として検討される事項であり、経営者は早い段階から専門家へ相談し株主構成を整理しておくことが望ましいでしょう。
次に読む
※本記事は2026年8月10日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。
出典:サンセイランディック「主要株主及び主要株主である筆頭株主の異動(予定)並びに公開買付けに準ずる行為として政令で定める買い集め行為に関するお知らせ」(2026年8月10日)

