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サツドラHD、MBO成立で上場廃止へ TOB価格1,260円・創業家は経営継続

サツドラHD、丸の内キャピタル系ファンドと組むMBOが成立 TOB価格1,260円・創業家は36%保有で継続|M&A Times

サツドラホールディングス(証券コード3544)は2026年8月4日、テラ株式会社によるTOBMBO)が8月3日に成立したと発表しました。価格は1株1,260円、応募株式数は7,290,251株です。

発表の概要

サツドラホールディングスは、北海道地盤のドラッグストア「サツドラ」を展開する持株会社です(札幌市、代表取締役社長CEO 富山浩樹氏)。同社は2026年6月19日公表の「MBOの実施及び応募の推奨に関するお知らせ」に基づき、本TOBへの応募を推奨していました。

項目内容
対象会社サツドラホールディングス株式会社(証券コード3544)
公開買付者テラ株式会社(東京都千代田区、代表取締役 富井正浩氏)
スキームMBO(丸の内キャピタル第三号投資事業有限責任組合が親会社ルナ株式会社を通じ出資するSPC経由)
買付価格1株1,260円
買付期間2026年6月22日〜8月3日(30営業日)
応募状況・成立応募7,290,251株(下限4,165,800株以上のため成立)
不応募(創業家)株式会社トミーコーポレーション(代表取締役 富山浩樹氏)4,974,800株(36.10%)
決済開始日2026年8月10日

背景

本TOBは2026年6月19日公表の「MBOの実施及び応募の推奨に関するお知らせ」に基づきます。買付者テラ株式会社は同年4月16日設立・資本金500円のSPCで、親会社ルナ株式会社を通じPEファンドの丸の内キャピタル第三号投資事業有限責任組合が全額出資しています。同ファンドは事業承継とカーブアウトに焦点を当てたバイアウトファンドを標榜しています。

創業家の資産管理会社である株式会社トミーコーポレーションは、保有する4,974,800株(36.10%)を応募せず、決済後も第2位株主として残る見込みです。

今後の予定

決済は2026年8月10日に開始予定で、完了後にテラは株式併合(スクイーズアウト)を実施し、株主をテラとトミーコーポレーションの2社のみとする方針です。臨時株主総会の開催を要請したうえで、東証スタンダード市場・札証本則市場とも上場廃止となる見通しです。

解説

創業家が一部持分を残したままPEファンドと組んで非公開化するMBOは、経営権の承継と資金調達を両立させる選択肢の一つと考えられます。上場維持コストを抑えつつ経営の自由度を保てる一方、少数株主の意思決定機会は限定的になります。事業承継や売却を検討する中小企業経営者にも参考になり得ると考えられます。売却先の検討ステップは会社売却の進め方ガイドで解説しています。

次に読む

※本記事は2026年8月4日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

出典