M&Aの「リアル」を伝える経済メディア

読了目安 約3分

,

Sun*、日本語教育のバベルメソッドを子会社化 増資引受で88%に

Sun*、日本語教育のバベルメソッドを子会社化 増資引受で88%に|M&A Times

Sun Asterisk株式会社(東証プライム、コード4053)は2026年7月22日、日本語教育のバベルメソッド株式会社(東京都品川区)が実施する第三者割当増資を引き受け、子会社化すると発表しました。

発表の概要

Sun Asteriskは、新規事業創出支援や「タレントプラットフォーム」事業を手がける東証プライム上場企業です。バベルメソッド社は2021年6月設立、資本金31百万円で、代表取締役は深井朋子氏です。

項目内容
対象会社バベルメソッド株式会社(東京都品川区)
スキーム第三者割当増資の引受による子会社化
取得株式数24,510株
議決権所有割合の変化40.0%(2,440株)→88.0%(26,950株)
取得価額非公表(第三者機関の算定を実施し合理的と評価)
取締役会決議・契約締結日2026年7月22日
増資実行予定日2026年8月1日

背景

Sun*は海外トップ大学と連携しITエンジニアを育成する「xseeds」を「タレントプラットフォーム」事業の柱として展開しています。バベルメソッド社は、日本語スピーキングテスト「Japrise」と日本語会話研修「BABELMETHOD」で海外人材の日本語運用力向上を支援しています。

両社は2022年10月に取引を開始し、「xseeds Hub」の日本語教育効果測定に「Japrise」を導入するなど関係を深め、2026年1月には持分法適用会社化(40.0%出資)していました。子会社化により、人材育成と日本語教育を一体提供する体制を加速し、「タレントプラットフォーム」の競争力強化を図る狙いです。

今後の予定

第三者割当増資の実行日は2026年8月1日を予定しています。バベルメソッド社の業績は先方の要請により非公表ですが、Sun*は連結業績への影響は軽微と見込んでいます。

解説

本件で支配権が移る手法は、株主が保有株式を売る株式譲渡ではなく、会社が新株を発行し資金を調達する第三者割当増資の引受です。株主に対価が入る株式譲渡と異なり、増資では調達資金が会社に残り、事業拡大の原資となる点が特徴です。

Sun*とバベルメソッド社は、取引先関係から一部出資(持分法適用会社化)を経て子会社化に至っており、段階的に資本関係を深めた点も参考になります。自社の売却や資本提携を検討する経営者にとって、こうした関係構築の順序や資金使途の違いは、会社売却の進め方を考える手がかりになります。

次に読む

※本記事は2026年7月22日時点の開示情報に基づく内容です。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。