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インタートレード、ビーエス・ジェイを1円で譲渡へ イーテアに承継

インタートレード、ビーエス・ジェイを1円で譲渡へ イーテアに承継|M&A Times

株式会社インタートレード(3747・東証スタンダード、代表取締役社長 西本一也氏)は2026年8月20日、連結子会社の株式会社ビーエス・ジェイ(東京都中央区新川、代表取締役社長 石田政遒氏)の全株式を株式会社イーテア(東京都港区赤坂、代表取締役社長 森雅也氏)へ譲渡すると発表しました。譲渡価額は1円です。

発表の概要

インタートレードは証券会社向けディーリングシステムなど金融ソリューションを主力とするシステム開発会社です。子会社のビーエス・ジェイは企業グループの経営管理を支援するソフトウェアの開発・販売を手掛け、グループ経営管理ソリューション事業を担ってきました。インタートレードは現在ビーエス・ジェイ株式の66.7%を保有しており(残る33.3%は石田政遒氏ら同社従業員が保有)、譲渡実行に先立ち少数株主分を1円で取得して完全子会社化した上で、全516株(議決権100.0%)をイーテアへ譲渡し連結子会社から外す予定です。

項目内容
譲渡元(売り手)株式会社インタートレード
譲渡対象株式会社ビーエス・ジェイ 全516株(議決権100.0%)※譲渡実行に先立ち少数株主分を1円で取得し完全子会社化
事業内容グループ経営管理ソリューション事業(企業グループの経営管理を支援するソフトウェアの開発・販売)
スキーム株式譲渡(譲渡先:株式会社イーテア)
譲渡価額1円
契約締結日2026年9月10日(予定)
株式譲渡実行日2026年9月30日(予定)

背景

ビーエス・ジェイの業績は2025年9月期に売上高64,610千円、営業損失45,752千円、当期純損失45,901千円となり、純資産は10,891千円のマイナス(債務超過)でした。前2期の2023年9月期・2024年9月期は黒字で純資産もプラスでした。インタートレードは経営資源をより注力すべき事業領域へ集中させることが中長期的な企業価値向上に資すると判断したと譲渡理由を開示しています。譲渡価額は同社の財政状態や経営成績、今後の事業見通しなどを総合的に勘案しイーテアと協議した結果、1円とすることで合意しました。

譲渡先のイーテアは非上場のFintech・コンサルティング会社です。大株主(2025年12月末時点)はジャパンインベストメントアドバイザー37.0%、キーウェアソリューションズ21.0%、インタートレード21.0%、森雅也氏21.0%で、インタートレードにとって持分法適用関連会社にあたり役員1名を兼任しています。またビーエス・ジェイへの運転資金サポート目的の貸付17百万円は、譲渡後もイーテアの債務保証を付けた上で継続する予定です。

今後の予定

株式譲渡契約の締結は2026年9月10日、譲渡の実行は同年9月30日の予定です。2026年9月期末の実行となるため、同期の連結業績への影響はないとしています。

解説

今回の事例は、債務超過の会社でも譲渡価額を1円とし事業の受け皿を確保する形の承継が成立し得ることを示しています。株式価値がゼロに近い水準でも、既存の貸付金に買い手側の債務保証を付けるなど条件設計次第で取引が成り立つ点は、自社の売却や事業承継を検討する経営者にとって参考になるでしょう。売却価格がどう決まるかは株価算定の考え方が土台になります。譲渡や承継を具体的に検討する際は会社売却の進め方完全ガイドを早めに確認してみてください。

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※本記事は2026年8月20日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

出典