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小田原機器社長、保有株の一部を資産管理会社へ譲渡 筆頭株主異動

小田原機器社長、保有株の一部を資産管理会社へ譲渡 筆頭株主異動|M&A Times

小田原機器(7314)は2026年8月24日、代表取締役社長の津川直樹氏が保有株式の一部を自身の資産管理会社である株式会社正英へ譲渡し、筆頭株主の異動が生じる旨を発表しました。正英による株式取得は金融商品取引法上の買集め行為に該当するため、同日付で公表されました。

発表の概要

小田原機器は神奈川県小田原市に本社を置く、路線バス用の運賃箱などの運賃収受機器のメーカーです。津川氏は今回、正英へ株式の一部を譲渡する予定で、異動により正英が新たに筆頭株主となります。正英による本件取得は金融商品取引法第167条第1項および同法施行令第31条に規定する「公開買付けに準ずる行為として政令で定める買集め行為」に該当するため、あわせて開示されました。

項目内容
譲渡人津川直樹氏(小田原機器代表取締役社長)
譲受人(取得者)株式会社正英(神奈川県小田原市、津川氏の資産管理会社)
譲渡株式数359,000株
異動前後の議決権比率(津川直樹氏)26.36%(第1位)→15.08%(第2位)
異動前後の議決権比率(株式会社正英)11.27%(第3位)→22.56%(第1位)
異動予定日2026年8月25日
該当する制度金融商品取引法第167条第1項・同法施行令第31条(買集め行為)
※異動前後の議決権比率はいずれも2026年6月30日時点の総株主の議決権の数(31,816個)をもとに算出。

背景

小田原機器は津川氏から「中長期的な資産管理および安定的な株式の承継」を目的として正英へ株式の一部を譲渡する予定である旨の報告を受けたと説明しています。株式会社正英は精密機械器具・バス機器等の設計・製作・販売や動産・不動産の賃貸業などを手がけ、資本金は3,000万円です。

今後の予定

異動予定日は2026年8月25日です。今後の見通しについて小田原機器は、本異動による経営体制および業績等への影響はないとしています。

解説

オーナー経営者が自社株式を資産管理会社へ移す手法は、一般的に相続や株式分散を避けながら経営権を安定させる狙いで用いられます。上場企業でも創業家やオーナー経営者が事業承継に備えて活用する例があり、今回と同様に資産管理会社への株式移転で筆頭株主が異動した事例としてサンセイランディックコムチュアのケースがあります。自社株の資産管理会社への移転や承継の進め方は個別の事情によって最適な手法が異なるため、専門家への早めの相談が有効です。

※本記事は2026年8月24日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

出典