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セイワHD、栄進電機を子会社化 ワイヤーハーネス製造で事業承継

セイワHD、栄進電機を子会社化 ワイヤーハーネス製造で事業承継|M&A Times

セイワホールディングス(東証グロース・523A)は2026年8月27日、ワイヤーハーネス製造の栄進電機(千葉県松戸市)の全株式を取得し子会社化すると発表しました。株式譲渡は9月1日に実行します。

発表の概要

栄進電機は1988年4月創業のワイヤーハーネス製造企業です。設備・検査機器向けの特殊配線加工を主力とし、社員95名で200社超の取引先を持ちます。後継者不在という課題を抱え、セイワホールディングスの事業承継プラットフォームのもとで技術と雇用の継続を図ります。

項目内容
譲渡元(売り手)中野淳治氏(栄進電機代表取締役)、中野文栄氏(同社従業員)
取得対象株式会社栄進電機の全株式240株(議決権所有割合100%)
事業内容電線・ケーブル加工販売、電子部品卸
スキーム株式譲渡による子会社
取得価額守秘義務により非開示
契約締結日2026年8月27日
株式譲渡実行日2026年9月1日

背景

完全子会社化を決めた理由についてセイワホールディングスは、電線製造を担う三陽電工と栄進電機の協業で電線からハーネスまで一貫生産できる体制が整うためと説明しています。あわせて温度検知ケーブル「サンサーモ」の加工職人を現行比最大10倍に増強できることや、約2,000社の顧客網を生かしたクロスセルも今後の戦略として見込んでいるとのことです。

セイワホールディングスは本件開示で「たたむにはもったいない中小企業を受け継ぎ、選ばれ続けるモノづくりグループをつくる」ことを理念に掲げる製造業特化型の事業承継プラットフォーマーだと説明していますが、2026年3月開示の「事業計画及び成長可能性に関する事項」でも後継者不在の中小企業のM&Aを連続的に行い独自のM&Aパイプラインを強化する方針を示しています。同社は8月上旬にも表面処理の大栄パーカーの子会社化を発表していますが、本件は引き続きその実例・一環と言えるでしょう。

今後の予定

契約締結日は2026年8月27日、株式譲渡実行日は2026年9月1日です。本件が2027年5月期の連結業績に与える影響は現在精査中であり、公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示するとのことです。

解説

今回の事例は、後継者不在の中小製造業が事業承継プラットフォーマーの傘下に入り技術と雇用を維持しながら事業を継続できることの実例です。本件の開示ではグループ内の電線メーカーとの協業や顧客網を生かした販路拡大といったシナジーが具体的に示されており、承継先選びの視点として参考になります。買い手の事業基盤との相性を見極めたい経営者は会社売却ガイドもご参照ください。

※本記事は2026年8月27日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

出典

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