株式会社識学(東証グロース、組織コンサルティング事業)は2026年7月10日開催の取締役会で、完全子会社の株式会社識学グロースキャピタルパートナーズを通じてネクサスホールディングス株式会社の発行済株式100%を取得し、孫会社化することを決議しました。同日、株式譲渡契約を締結しています。
発表の概要
識学グロースキャピタルパートナーズ(2024年9月20日設立。M&Aの実施や対象会社のPMI実行等を含む子会社管理を事業とする)が、ネクサスホールディングスの発行済株式168株(議決権所有割合100.0%)を取得します。株式譲渡の対価は、普通株式200百万円とアドバイザリー費用(概算)35百万円を合わせた合計(概算)235百万円で、資金は一部自己資金、一部金融機関からの借入を予定しています。売り手は個人4名で、内訳は飯田幸宏氏50.0%、西川信一氏16.7%、山下和弥氏16.7%、飯田友和氏16.7%です。
背景
ネクサスホールディングスは愛知県あま市に本社を置き、代表取締役は飯田幸宏氏です。2023年12月1日設立、資本金10百万円で、グループ会社の管理運営を事業としています。完全子会社のネキスト株式会社(1989年4月20日設立、愛知県あま市)は、自動車の車体整備・板金塗装事業者等をエンドユーザーとする業務用塗装ブースの販売・設置工事・保守メンテナンス事業と、少量危険物貯蔵庫等の製造・販売事業を、設計から設置工事・保守まで一貫して手掛けています。イタリアUSI Italia社製塗装ブースの国内主要代理店で、純正消耗品を中心としたストック型の収益構造を持つとしています。
識学の調査(推計)によれば、国内の自動車車体整備用機械装置市場(設備本体・施工・保守・保管庫の合計)は約680億円規模で、法定点検義務やVOC排出規制、塗装ブースの設備更新サイクル(目安約9年)に支えられた需要があるとしています。識学は「識学ノウハウ」を核とした長期保有型M&Aを第二の恒常的成長エンジンと位置づけており、対象会社グループに識学ノウハウを導入するPMIを実施し、責任の明確化・数値目標に基づく行動管理・権限移譲により組織力・収益性を引き上げ、ストック売上の積み上げと新規案件獲得を伸長させる方針としています。一般に、事業会社系のグループが専門性の高い設備・保守事業を取り込む事例は、成長投資や事業基盤強化の選択肢として注目されています。
本件は、識学が2024年9月20日に設立した完全子会社・株式会社識学グロースキャピタルパートナーズを通じた「連続M&A」の一環です。識学は2027年2月期に、storyteller・マッハ機器・ネクサスホールディングスの3社を連結子会社として取り込む予定で、同3社合計の取得原価は約1,096百万円を見込むとしています。本件の8日前にあたる2026年7月2日には、業務用フライヤーや食用油ろ過装置等の業務用厨房機器を扱うマッハ機器の孫会社化も決議しています。識学は、意向表明書(LOI)を受諾済みの1社を含む追加のM&Aも予定していると開示しています。
今後の予定
株式譲渡の実行日は2026年8月4日を予定しています。本件による2027年2月期の連結業績への影響は、同日公表の通期連結業績予想に織り込み済みとしています。
次に読む
※本記事は2026年7月10日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

