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ジーイエット、CLANE運営会社の株式19%を171円で取得

ジーイエット、CLANE運営会社の株式19%を171円で取得|M&A Times

ジーイエット(7603・東証スタンダード)は2026年8月20日、CLANE DESIGN株式会社の普通株式171株を取得すると発表しました。取得後の議決権所有割合は19.0%となり、CLANE社はジーイエットの持分法適用関連会社となる見込みです。

発表の概要

CLANE DESIGN株式会社は東京都渋谷区のアパレル企業です。代表取締役の松本恵奈氏が2015年2月に設立し、独自ブランド「CLANE」をEC・店舗で展開しています。2026年1月期は売上高39億900万円、営業利益1億1,500万円の黒字の一方で当期純損失は10億3,400万円にのぼり、純資産は3億1,400万円のマイナスで債務超過です。

項目内容
取得対象CLANE DESIGN株式会社の普通株式171株
事業内容アパレル製品・服飾雑貨の企画・製造・卸売・小売、ECによる通信販売
取得先松本恵奈氏(80株)、TOP MOVIE JAPAN株式会社(80株)、NAYUTA合同会社(11株)
スキーム株式譲渡
取得株式数・比率171株(発行済900株の19.0%)
取得価額171円(1株あたり1円)
取締役会決議日2026年8月20日
譲渡実行日2026年8月21日(予定)
取得後の位置づけ持分法適用関連会社

背景

ジーイエットはCLANE社のブランド価値、商品企画力、販売ノウハウを評価し、ブランド運営や商品企画に関する知見の拡充と将来的な事業連携を検討する方針です。両社間には人的関係があり、ジーイエットの児玉和宏会長がCLANE社の取締役を務めています。ジーイエット(2025年9月まで社名は株式会社マックハウス)が2025年7月11日に公表した成長可能性資料では、既存ブランドの黒字化に加えロールアップ・M&Aや新ブランド立ち上げによりアパレル・ライフスタイル領域で売上高500億円・利益50億円を目指す方針を掲げています。本件はアパレル領域での関係構築としてこの方針の一環に位置づけられます。

今後の予定

株式譲渡契約の締結・承認・実行はいずれも2026年8月21日に行われる予定です。現時点で役員派遣、業務提携契約の締結、株式の追加取得、資金支援は予定していないとのことです。持分法適用関連会社への該当は議決権所有割合19.0%に加え、ジーイエット役員とCLANE社との人的関係やその他関係者による保有状況等を踏まえたと説明しています。連結業績への影響は精査中で、開示すべき事項が生じた場合は速やかに公表するとしています。

解説

CLANE社の取得価額は1株あたり1円でした。ジーイエットは取得価額について「直近の業績、財務状況、純資産の状況、資金繰り状況および今後の業績見通し等を総合的に勘案し、当事者間の協議により決定」したと説明しています。

一般に営業利益が黒字でも純資産がマイナスであれば株式の評価は大きく下がりえます。会社の売却価格は知名度やブランド力だけで決まるものではなく、純資産や借入といった財務状態が大きく影響するため、売却を検討する場合は、価格交渉の前段階で財務の磨き上げに取り組むことが重要になります。詳しくは会社売却の準備は何から?磨き上げの進め方をご覧ください。

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※本記事は2026年8月21日時点の開示情報に基づいています。最新の状況は当事会社の適時開示をご確認ください。

出典